若く見られる人ほど腰痛になりにくい

見た目が若い人ほど腰痛になりにくい。



なんとなくそんな気がしませんか?



こんなデータがあります。



2009年11月、ある実験結果の発表がデンマークで行なわれましたそうです。



70歳以上の一卵性双生児の1826人の双子を集めてきて、まず”見た目の年齢”の統計を取りました。



そして、双子のうち”若く見えるほう”と”老けて見えるほう”にわけるのです。



双子は遺伝子が同じですが、70歳も過ぎると見た目の年齢差は発生していますよね。



そして、7年後の死亡率を比較しました。(不慮の事故等は除きます)



同じ遺伝子をもっている双子ですので、同じような割合で死亡しているはずなわけですが・・・・



しかし、結果は全く違いました。



老けてみえるほうが、死亡率が2倍近くも高かったのです。



なぜ、同じ遺伝情報を持っていながら”老けて見えるほう”の死亡率が高いのでしょうか?



実は、見た目の老化と、内臓や筋肉、血管の老化は、どちらも同じ原因で進行ているからです。



そしてその原因とは・・・・



それは”活性酸素”という毒です。



紫外線を浴びると、しみ・しわ・たるみが増えるのは、紫外線によって大量の活性酸素が皮膚の中に発生して皮膚がサビついてきたからです。



一方、内臓や筋肉等はどうでしょうか?



人間の吸った空気のうち、2%が活性酸素に変わります。



体内に発生した活性酸素は、内臓や筋肉、血管等を少しずつサビつかせていきます。



たとえば、脳がサビれば脳卒中やアルツハイマー病になり、肺がサビれば肺がんになり、筋肉がサビれば柔軟性がなくなる、血管がサビれば動脈硬化になる、といった感じです。



つまり、見た目の老化も、内臓・筋肉・血管の老化も、同じ”活性酸素”が原因なのです。



だから、進行も同じになります。 



“内臓が老化しているのに、見た目が若い”ことはないのです。



その逆もありません。



それがこのの実験で、統計的に証明されたというわけなのです。



つまり、腰痛も同じことが言えます。



見た目が若い人の方が筋肉や血管が健康な状態に近いのです。



なので、まったく同じ負担のかかり度合いだとすれば、見た目が老けている方よりも腰への負担を軽減できるということです。



また、血管が若ければ血液の循環もよいので回復力も高い状態といえます。



内蔵が原因の腰痛もありますから、それも見た目が若い方の方が腰痛になりにくいと言えます。

活性酸素が発生する主な原因



活性酸素が発生する原因についても書いておきます。



ストレス

食べ物

タバコ

アルコール

紫外線

激しい運動



上記のようなものが活性酸素を多く発生させる原因と言われています。



激しい運動とありますが、最近はマラソンが流行していますね。



皇居の周りは物凄い人だそうです。



好きで・趣味でマラソンをやるのは結構です。



体の為、健康の為にマラソン(42.195キロをするというのはあまりオススメはできません。


ジョギングなどは良いですよ。



また、多くの方が見た目である、肌などを気にしてスキンケアをしますね。



スキンケアも大事ですが、”内臓の健康が顔に出る”ということも忘れないようにしましょうね。



肌ばかりに気を取られていて、内臓を気にしないで、不健康では結局肌にも跳ね返ってきます。




また、腰痛だから、整体で歪みを整えてもらったり、ストレッチをして筋肉を柔らかくしよう、としても、活性酸素を作る生活習慣を送ってしまえば、筋肉は柔軟性がなく、血管も硬い、内臓の状態が不健康になってしまいます。



このよな状態では、いくら歪みを整え、血液の流れを良くする施術をしても、一時的には良くなりますが、根本からの解決にはなりません。



歪みを整える・ストレッチ・体操



なども大事です。



ですが、肌と同様に外からも内からも両方のアプローチが真の腰痛改善・真の健康・につながるということを忘れないようにしましょう。

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