歩行困難・起き上がりの痛みは筋肉のトリガーポイント?

施術の考察と感想

 

 

今回紹介する方は腰から足にかけての痛みで歩行の困難や座ったり寝たりした後に体を起こす・体制を戻すというときに痛みがあり「起きれ上がれない」、「体勢が戻せない」という症状で悩んでいました。

 

また歩行時に痛みがあるので犬の散歩ができないことも辛いことです。

 

初めてご来院されたときの感じでは「楽になるまではかなりの時間と回数が必要だな」と感じました。

 

 

 

問診・検査

 

 

まず問診では「坐骨神経痛」と考えられる症状を訴えていたので、

 

 

どこから坐骨神経痛が引き起こされているのか?

本当に坐骨神経痛なのか?

 

 

それを見分ける検査していきました。

 

検査では坐骨神経痛を誘発する検査(坐骨神経にストレスを与えてわざと坐骨神経痛を引き起こさせる検査法)を行いましたが陰性。

この検査は何種類かありますが誘発検査は全て陰性となりました。

 

実は坐骨神経が原因でない坐骨神経痛の様な症状というのはそれなりに見受けられます。

 

ではこちらの方の腰から足の痛みは何が原因だったのでしょうか。

 

 

トリガーポイント

 

 

こちらの方はトリガーポイントにより腰から足にかけての痛みが出ていると考えられます。

 

ここで

 

「トリガーポイントってなに」

 

と思った方も多いと思います。

 

簡単に言うと

 

 

「筋肉に硬いしこり(凝り)が出来ることでしこり部分だけではなく離れた場所にまで痛みを引き起こすもの。」

 

 

この方は中殿筋と小殿筋という筋肉にトリガーポイントができて痛みを訴えていたと考えられます。

 

では中殿筋・小殿筋とトリガーポイントの痛みの範囲を見てみましょう。

 

 

この中殿筋と中殿筋の下層にある小殿筋のトリガーポイントによる痛みであると考えられます。

 

どの範囲に痛みが出現するかというと

 

 

画像のように赤くなっている範囲に痛みや痺れが出現するのがトリガーポイントです。

 

このように離れた所に痛みや痺れが出るのがトリガーポイントです。

 

なのでこのトリガーポイントをなくすことが改善への大前提となります。

 

 

施術

 

 

まず中殿筋・小殿筋にしっかり揉みほぐし・ストレッチななどを行い硬くなった筋肉を柔らかくすることから始めました。

 

そこから次に大事になるのが

 

なぜ

 

中殿筋・小殿筋が硬くなりトリガーポイントができたのかです。

 

これは非常に複雑なので詳しい説明はしませんが

 

 

姿勢

骨格の歪み

血行不良

栄養

運動不足

 

 

など様々なことが関係してきます。

 

この辺りが真の原因ともなってきます。

 

なのでしっかりこれらの部分にもアプローチを行っていきました。

 

3回目辺りから症状の改善が見られ始め6回目辺りでは痛みはほぼ消失してきました。

 

最終的に10回ほど来院され日常生活に問題なく過ごせるようになりました。

 

最後に実際の感想を載せておきます。

 

 

Y様 女性 70代 久喜市栗橋

姿勢が戻せない・歩くのも辛い腰痛

 

 

腰から足にかけて痛みがあり歩くことができず不自由がありました。

痛みで起き上がることも辛く、トイレに行って体勢を戻せず服も戻すことも出来ず立つことも困難になりました。犬を飼っていて散歩に連れて行くことができなかったことが一番辛かったです。家の中でも杖を使わないと生活が出来ず悩んでいました。

 

施術をしてもらって楽になって何日かで元に戻りというのを繰り返しながら施術を受ける度に楽になっていき、歩くことも起きることも出来るようになっていきました。

 

日常生活に戻ることができて自分の身体を自由に動かせるようになり周りの家族にも迷惑を掛けずに済むようになって本当に良かったです。

 

 

インタビュー形式で感想を頂きました。

 

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個人の感想や成果によるもので万人への効果を保証するものでないことご理解ください。

施術による効果には個人差があります。