脊柱管狭窄症
こんな症状なら
脊柱管狭窄症かもしれません!
〇歩行時に足にしびれや痛みが出現する
〇痛くて続けて歩けない
〇腰をかがめて少し休むとまた歩ける
〇腰をかがめた前傾姿勢で歩くとしびれや痛みが出にくい
〇腰を反るとしびれや痛みが出やすい
〇自転車なら痛みが出ない
〇買い物カートを押して歩くと楽
脊柱管狭窄症とは?
骨や軟骨、靭帯などが年を重ねていくうちに老化し、骨、靭帯などが変性してしまい神経の通り道である脊柱管を狭めて神経を圧迫し引き起こされる病気です。
腰から足にかけて痛い、しびれる。歩くと痛みやしびれのために長い時間歩くことができないといった間欠跛行という症状が出現するのが特徴です。
脊柱管を狭窄する原因
脊柱管内を通っている神経組織とその周りの組織(骨や筋肉)との関係性が、過度な腰部への負担の蓄積や加齢により破綻してしまうことにより、骨・椎間板・靭帯に変形が起こり神経を圧迫してしまうことで痺れ・痛みが引き起こされてしまいます。
脊柱管を狭窄してしまう原因は以下の様なものがあります。
①骨の変形(背骨)
②黄色靭帯の骨化
③椎間板の変性
④椎間板の膨隆
主に60代以降に多発する病気です。
間欠跛行とは?
脊柱管狭窄症には間欠跛行という特徴のある症状が出現します。
・歩行時に下肢に痺れや痛みが出現する
・痛くて続けて歩けない(5分~15分)
・腰をかがめて少し休むとまた歩ける
・腰をかがめた前傾姿勢で歩くとしびれや痛みが出にくい
・腰を反るとしびれや痛みが出やすい
・買い物カートを押しながらだと痺れや痛みが楽になる
・自転車に乗る時には痺れや痛みが出現しない
このような症状が現れる場合が間欠跛行です。
脊柱管狭窄症かどうかを判断する大切な指標になります。
間欠性跛行にも種類がある
間欠跛行には3つの種類があります
①神経根型間欠性跛行
自覚症状⇒下肢(骨盤~足先)やお尻に痛みが出る
一般的には方側
②馬尾型間欠性跛行
自覚症状⇒両方の下肢とお尻および会陰部(股間付近)の異常な感覚
※異常な感覚
・足に力が入らない ・しびれ ・灼熱感 ・ほてり etc
痛みはあまりない
残尿感や失禁などの膀胱直腸障害を併発することも
③混合型間欠性跛行
上記二つが合わさったもの
当院ではカウンセリング、姿勢検査、動作検査、整形外科検査法などを用いてどのタイプであるかを鑑別します。
楽になる脊柱管狭窄症は?
脊柱管狭窄症には整体・カイロプラクティックを行うことで楽になるものと楽になりにくいものがあります。
①楽になる脊柱管狭窄症
レントゲンやMRIで脊柱管狭窄症と言われていても狭窄が症状を引き起こしているとは限りません。
狭窄症が見られても、生理的問題・機能障害などにより症状が現れている場合は楽になる可能性が十分にあります。
【筋肉・神経の伸張・自律神経・関節・骨格の歪み】などは生理的問題・機能障害であり、これらによって狭窄症の症状が現れていることも多くあります。
実際に当院にも脊柱管狭窄症とお医者さんに言われてからご来院され症状が楽になった方がいます。
②楽になりにくい脊柱管狭窄症
上記の『馬尾型間欠跛行』の症状が現れている方は整体・カイロプラクティックの施術を行っても症状が楽になりにくい傾向があります。
『馬尾型間欠跛行』は靭帯の骨化・骨の増殖などの病理的問題で引き起こされています。
病理的問題は楽になる可能性が低く、『馬尾型間欠跛行』の症状がある場合に当院で出来ることは症状を悪化させないことになります。
『筋肉・関節・骨格バランスの調整』・『運動療法』などの施術、またセルフケアの指導を行います。クライアントにもセルフケアを行ってもらうことで少しでも症状を楽にすることを目標とします。
一定の期間施術を行っても症状に変化が見られない悪化する等の場合は手術をオススメすることもあります。
※閉塞性動脈硬化症
間欠跛行を示す病気として脊柱管狭窄症の他に閉塞性動脈硬化症があります。
動脈硬化が進行し血管が狭くなることにより引き起こされる病気です。
脊柱管狭窄症との判別は、間欠跛行の他に
足の冷感
こむら返り
などがあります。
しかし、しっかと判断するには病院での検査が必要になります。
閉塞性動脈硬化症が疑われる場合は病院へ行くことをオススメします。
脊柱管狭窄症でお悩みの方は、まずは気軽にご相談ください。