足首と腰痛って関係あるの?
と思う方も多いと思います。
普通に考えて腰からは
だいぶ離れていますし関係ないように思えます。
ですが当院に見られる方の多くに足首の問題が関わっています。
ということで今回は足首の問題と腰痛についてお話をします。
足は立っている時の土台
足は立っている時に自分自身の体重を支える土台になってきます。
想像して頂きたいのですがもし家やビルの土台が不安定な状態だったらどうでしょうか?
おそらく家やビルは負荷に耐え切れずヒビが入ったり骨枠が曲がってしまいます。
最終的には倒壊してしまうかもしれません。
足首に問題があると土台に乗れなくなる
今回は足そのものではなく足首の話しなのでもう少し詳しく説明します。
足首の部分は上の絵でいうと家の土台と本体を支えている木との連結部分です。
つまり足首に問題があるということは土台にしっかり乗ることが出来ていない状態です。
土台に乗ることが出来ていなければ上の部分は不安定になり負荷が掛かりやすくなります。
人間の身体でいえば不安定な状態を真っ直ぐに保とうと色々な場所の筋肉が緊張し体を支えているようになります。
その状態で動いたり同じ姿勢を続けていれば支えるために緊張している筋肉は徐々に疲労し血行不良になり痛み現れてきます。
痛みが出る場所は腰かもしれないし首かもしれません。
足首の問題が様々な痛みの原因になる可能性があるということです。
なぜ足首に問題が起きてしまったのか?
足首に問題が起きてしまう原因は様々ですが当院で多いものを二つ紹介します。
①足首以外の体の歪み(バランスの悪さ)・関節可動域の低下
骨盤の歪みや背骨の歪みなどの骨格バランスの悪さ
股関節や仙腸関節(骨盤の関節)の可動域の低下
骨格バランスの悪さや股関節などの関節の動きの悪さから足首に負担がかかる場合です。
特に足(足部)のアーチの崩れ(偏平足や甲高)は直接足首に影響を与えます。
足首に負担がかかり足首の関節の動きの低下や足首周辺の骨格バランスの悪さが引き起こされてきます。
②捻挫や足をくじくなど足首そのものに負荷を掛けてしまった
子供の頃にサッカーをしていて捻挫した
少しの段差で足をくじいた
ハイヒールを履いて歩いている時にくじいてしまった
あなたも上記のような経験がはないでしょうか。
足首を捻挫したり捻挫までもいかなくてもくじいてしまうと足首の外側の靭帯が伸びたり切れたりしてしまいます。
靭帯は関節を支えてくれている軟部組織です。
その支えが緩くなってしまえば足首は不安定になってしまいます。
そうなれば上記で説明したような体の状況となり腰痛にもつながってきます。
足首を調整することが大切
ここまで話してきて足首が体に与える影響が伝わってきたかなと思います。
今、ブログを読んで頂いている方の中にも腰痛がなかなか楽にならないという方もいるのではないかと思います。
もしかしたら足首が歪んでいたり不安定になっていることで腰に負担が掛かっている腰痛だからかもしれません。
そういった場合は足首をしっかり見てくれる。
または痛みのある場所だけでなく全身をしっかりみてくれる施術院に相談してみることをオススメします。