伸展型腰痛(後屈型腰痛)
今回は腰を反らせると痛みの出る伸展型腰痛について解説します。
この伸展型腰痛があるという方は是非参考にしてみてください。
腰椎椎間関節の痛み
結論から言うと
伸展型腰痛は腰椎椎間関節の痛みであることがほとんどです。
では説明をしていきます。
まず関連する解剖学を簡単にお話しします。
背骨のことを椎骨といいます。
椎骨の腰部分を腰椎といいます。
腰椎の椎骨と椎骨の間の関節なので椎間関節(腰椎椎間関節)という名称になります。
なぜ椎間関節に痛みが出るのか?
椎間関節への負荷・ストレスがかかることにより関節性の腰痛となります。
腰を反るという動きをすると腰椎椎間関節は狭まります。
狭まることで関節に負荷・ストレスがかかり痛みを誘発します。
原因は?
原因①反り腰・骨盤前傾
原因②股関節前面の筋肉が伸びない(腸腰筋の伸張障害)
これらのことが関係します。
①反り腰・骨盤前傾
反り腰と骨盤前傾は基本的にセットでなります。
骨盤が前傾することでその上にある腰椎が過剰に前弯してしまい反り腰になります。
この反り腰は言うなれば常に腰を反っているいる状態となります。
常に腰が反っていれば椎間関節に負荷・ストレスがかかり続けしまい椎間関節にダメージが蓄積していきます。
その状態で椎間関節により負担のかかる腰を反らせるという動きを行えば痛みを誘発します。
②股関節前面の筋肉が伸びない(腸腰筋の伸張障害)
腰を反るという動作は上体を後ろに倒すということです。
ということは体の前側にある筋肉は伸ばされるということになります。
上の画像のように腸腰筋(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)という筋肉は腰骨(腰椎)の前面(腹側)から足の付け根(股関節前面)まであります。
この腸腰筋が伸びにくくなっていたとすると腰を反らしたときに腸腰筋が伸びることができません。
すると伸びることができない分を腰椎が補い過剰に反ろうとします。
これを代償動作といいいます。
過剰に反るわけなので椎間関節にはより負荷・ストレスがかかり椎間関節性の痛みを誘発してしまいます。
以上が腰を反らせると痛い(伸展型腰痛)ことの原因になります。
この他にも考えられる原因はありますがこの二つはよく見られるものになります。
また①と②は単体の場合もありますが同時にある場合もあります。
対処法は?
セルフケアのやり方
反り腰・骨盤前傾の改善と腸腰筋の柔軟性向上が伸展型腰痛の改善には効果的です。
今回は2つの運動を紹介します。
①骨盤後継誘導運動
骨盤前傾の改善の運動
②腸腰筋ストレッチ
まとめ
①伸展型腰痛とは
腰を反らせると腰痛が誘発される
②原因は
・反り腰と骨盤前傾
・股関節の前側が伸びない(腸腰筋の伸張障害)
③対処法は
反り腰・骨盤前傾の改善と腸腰筋の柔軟性向上
今回は以上になります。
伸展型腰痛がある方は原因をしっかり見極め原因にあった対処法を行うことが大切です。
今回のブログがあなたの腰痛改善に役立つことができれば幸いです。
一緒に腰痛のない体作りを目指しましょう。
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